Brachiosaurusブラキオサウルス
名前の由来 | うでのトカゲ |
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分類 Scientific classification | 竜盤目 / 竜脚形亜目 / ブラキオサウルス科 Saurischia/ Sauropodomorpha / Brachiosauridae |
サイズ Size | 体長 約22メートル / 推定体重 30トン(ないし80トン) 72ft / 30t |
地質時代 Geologic age | ジュラ紀後期(1億5千万年前) |
分布 Distribution | アフリカ・北米![]() |
ブラキオサウルスは、ほぼ完全な全身骨格が存在する最大級の草食性恐竜である。前肢が後肢より長く、肩から腰にかけて傾斜すること、尾が短いなど、他の竜脚類とは異なる特徴を持つ。頭部は小さく、脳の大きさは150グラムほどで、顎の力は弱い。鼻孔部分がトサカ状に膨らんでいることから、かつてはこの鼻をシュノーケルのようにして水の 中に生息していたと考えられていたが、胸に横隔膜がなく、水圧で肺が潰され呼吸できないという理由から、現在では陸生であったと考えられている。また、頭の先まで血液を送るほどの大きな心臓を持っていなかったことや首の骨の形状・組み合わせから、首を垂直に持ち上げることはできなかったことが最近の研究で判明している。



ブラキオサウルスの前あし
ブラキオサウルスの前あしは、後あしよりも長く、他の竜脚類とは異なる特徴を持っている。そのため、肩から腰にかけて坂のように傾斜している。足首から先までの骨も非常に長く、前あし全体の約1/5をしめていたとされている。



ブラキオサウルスの首
ブラキオサウルスといえばこの長い首だろう。高い木の葉を食べるには十分な長さである。また、首を垂直に持ち上げることはできなかったことが最近の研究で判明している。
陸上生活に適した体のつくり
ブラキオサウルスは、鼻孔部分がトサカ状に膨らんでいることから、かつてはこの鼻をシュノーケルのようにして水の中に生息していたと考えられていた。また、体重がずば抜けて重いことから、湿地などでは体が沈んでしまい地上での生活は困難であったと想像したのも理由の1つである。 しかし、胸に横隔膜がなく、水圧で肺が潰され呼吸できないという理由から、現在では陸生であったと考えられている。また、頭の先まで血液を送るほどの大きな心臓を持っていなかったことや首の骨の形状・組み合わせから、首を垂直に持ち上げることはできなかったことが最近の研究で判明している。
ブラキオサウルスの発見
ブラキオサウルスはアメリカ人古生物学者であるエルマー・S・リッグスによって最初に発見された。ブラキオサウルスの骨はアメリカやタンザニア、ポルトガルといった非常に離れた地域で発見されている。地上最大とされていた時期もあったが、その後ブラキオサウルスよりも巨大なスーパーサウルスや ウルトラサウルスなどが発見された。ブラキオサウルスは現在の動物で例えるならばキリンに似ていといえるだろう。
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