Vol.102

ファンタスティポ

2004年 / 日本
原題:ファンタスティポ
監督:薮内省吾
脚本:薮内省吾
キャスト:堂本剛 / 国分太一 / 大河内奈々子 /
     池野めだか / 宝田明 / 他

父・鯉之堀金太郎(宝田明)、長男・鯉之堀トラジ(国分太一)、次男・鯉之堀ハイジ(堂本剛)は、大ヒット商品・アルマジロウォーターを生んだミネラルウォーターカンパニーの前社長、現社長、専務である。一風変わった自由奔放に見える彼らなのだが、それぞれに悩みを抱え生きていた。
金太郎は妻・かほりを病で亡くし「真の健康」を求めアルマジロ社を設立。再婚もせずにトラジとハイジを育ててきた。
ハイジは「彷徨う人」である。何のために存在しているのか……彷徨っている。大学を中退後フィンランドでイワシの追い込み漁をしていた。父の金太郎とは解り合えない状況にあった。
トラジは、責任感の強い弟想いの兄。4歳の時にスイスで雪男を見て以来、10歳でネッシーを目撃。15歳でクッシー、19歳でビッグフットを見る。仲間と鉄道模型を動かしたり、会社の机の上で動物のフィギュアを並べている。
彼らの愛と苦悩と再生、成長(?)の物語りなのだが……。

恐竜はアルマジロ社のオフィスで登場する。動物フィギュアの数々が至るところに並べられているのだが、吹き抜けの高い天井にプレシオサウルスだろうか1/1モデルのスケルトンがディスプレーされている(全体が一度も映らない)。
また、トラジが大人に成りきれず孤独感に襲われ悩むシーンでは、ネッシーやディプロドクスの彼のスケッチが部屋中に散らばっている。

ちなみに、「アルマジロ社」の社名は金太郎の命名。由来は「アルマジロは生物界において食物連鎖に加わっていないのではないか」という彼独自の解釈によるものだとハイジは話していた。
どうも、よく解らないが確かに存在するアルマジロ社そのものであり、ファンタスティポ独特の世界観でもあるのかもしれない。