Vol.114

バッド チューニング

1993年 / 米
原題:DAZED AND CONFUSED
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター
キャスト: ジェイソン・ロンドン / ミラ・ジョヴォヴィッチ /
     ジョーイ・ローレン・アダムス / ショーン・アンドリュース /
     ロリー・コクレイン / 他

1973年に公開された映画「アメリカン・グラフィティ」(監督 ジョージ・ルーカス)は、1962年のカリフォルニアの片田舎で高校を卒業するティーンエイジャーを描いた作品だった。メルズ、ウルフマン・ジャック、ロックン・ロール、ナンパ、レース、悪戯の数々……。
「バッド チューニング」は、1993年に版の1976年「アメリカン・グラフィティ」かもしれない。
ハード・ロック、ドラッグ、セックス、アルコール、トラブル……。終業日の一晩が描かれている。

恐竜は、終業日の高校の廊下で登場する。廊下にズラリと並ぶロッカーの一つ。ドアの裏側にティラノサウルスのポスターが貼られている。
吹き出しに「SCHOOL SUX !」。上品であるとはお世辞にも言えないが…。
このポスターが映る時、画面上方からフェバリットのソフトモデルのような竜脚類の首の部分が映っているのでお見逃しなく(但し、ピンボケ)。
また、映画を見直すと映画の最初にこの廊下のシーンがあるのだが、「SCHOOL SUX!」と落書きがあるロッカーだけドアが開いているのが判る。

「アメリカン・グラフィティ」は主人公カートの、「バッド チューニング」では主人公ピンクの人生、生き方、友情がストーリーである。
60年代から70年代へ……。古き良き時代の終焉と混沌、そして不安。
ティラノサウルスのロッカーはティーンエイジャーの象徴なのだろう。

監督・脚本は「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター。ちなみにこの映画にもティラノサウルスの大きな看板が映っていた。