Vol.120

デイライト

1996年 / 米
原題:Daylight
監督:ロブ・コーエン
脚本:レスリー・ボーエム
キャスト:シルヴェスター・スタローン / エイミー・ブレネマン /
     スタン・ショウ / ヴィゴ・モーテンセン / クレア・ブルーム / ダン・ヘダヤ /
     セイジ・スタローン / コリン・フォックス / 他

夕刻のラッシュアワー。マンハッタン島とニュージャージーを結ぶ海底トンネル。様々な人生を生きる人々が、このトンネルを通り抜け、それぞれの目的地へ予定の時刻に到着するはずだった。ただ、偶然の連鎖は一瞬にして平凡な日常を最悪の事態へと導いていった。暴走車が起こした一つの事故はトンネル内を通過中の車を次々に巻き込み、有毒科学物質を輸送中のトラックに激突。大爆発は人々を焼き尽くしトンネルは崩落する。
警備員ジョージ(スタン・ショウ)、売れない女性脚本家のマデリーン(エイミー・ブレネマン)、タレントのロイ(ヴィーゴ・モーテンセン)など奇跡的に生き残った人々も助かる可能性はほとんど無かった……。
偶然、付近に居合わせたタクシー運転手で元EMSのチーフだったキット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)が単独で救出に向かうのだが……。ハドソン川の水がトンネル内に一気に流れ込んでくる。
ジョージは結局、頸椎を骨折し脱出することは叶わない。
恋人グレース(ヴアネッサ・ベル・キャロウェイ)に渡すはずのブレスレットをキットに託し、「デイライトを目指せ」と告げ、自分独りトンネル内で死を待つのだ。

恐竜は、大爆発後に登場する。悲惨なトンネル内、生き残ったジョージの足元でティラノサウルスのフィギュアが胴体の後ろ半分を吹き飛ばされ、前のめりになっているのだ。誰が持っていたフィギュアかは語られていない。映画の冒頭で画面中央にクローズアップされているから、見落とすことはないだろう。居残ることを決めたジョージのようでもある。