Vol.121

トゥルー・ロマンス

1993年 / 米
原題:True Romance
監督:トニー・スコット
脚本:クエンティン・タランティーノ
キャスト:クリスチャン・スレーター / パトリシア・アークェット /
     デニス・ホッパー / ヴァル・キルマー / ゲイリー・オールドマン / 他

脚本はクエンティン・タランティーノ。それだけで映画の雰囲気は理解できるだろう。エルビス・プレスリーを神のように想う孤独な青年クラレンス・ウォーリー(クリスチャン・スレーター)はデトロイトのコミックショップの店員。誕生日の夜もソニー千葉(千葉真一)の出演するカンフー映画3本立てを独りで観ていた。そこへ現れたのが、店長がクラレンスの誕生日プレゼントにと内緒で手配したコールガール、アラバマ(パトリシア・アークエット)だった。
二人はお互い本気の恋に落ち、アラバマは「好きな男のためならば100%尽くす女よ」と告白する。
クラレンスは、ポン引きのドレクセイ・スパイビー(ゲイリー・オールドマン)を格闘の末、殺害。彼女の衣装ケースと思って奪ったカバンにはコカインが大量に入っていた……。
2人はクラレンスの幼なじみディック・リッチーを頼りロサンゼルスへ。
だが、手にしたコカインはブルー・ルー・ファミリーからドレクセイが奪ったものだった……。

恐竜は、宿泊先のサファリ・モーテルで登場する。ヤクを取り戻そうとするギャングの手下にアラバマが襲われるのだが、女はワインのオープナーで抵抗する……。そのオープナーに恐竜のストラップが付いている。このストラップは前の夜、クラレンスがベットの上でワインを開けるシーンでも登場する。
アラバマの反撃は、草食恐竜が危機にさらされた時の必死の抵抗に似ている。

ちなみに、フェバリットのサイトにエッセーを連載中のジャズピアニスト田村博さんにストラップの恐竜を見ていただいた。「これはひと昔前大量に出回っていた中国製のゴム製の恐竜でいい加減な物です。種の同定はとても出来ませんね。強いて言えばノドサウルス系鎧竜か。歯が肉食していますがこの類のオモチャは皆そうです。」とのことである。