Vol.14

ウォール街

1987年 / 米
原題:Wall Street
監督:オリヴァー・ストーン
製作:エドワード・R.プレスマン
キャスト:マイケル・ダグラス / チャーリー・シーン /
     ダリル・ハンナ / マーティン・シーン

午前9時ジャスト。ニュー・ヨーク証券取引所の鐘が鳴り一日が始まる。
コンピュータの情報に一喜一憂する喧噪、掲示板の光の文字が流れ、最新の情報をディスプレイし続けている。
J・スタイナム社内
NEW YORK 時間 03:50:22

I need the info now, before the close.
No, in ten minutes it's history!
At four I'm a dinosaur!

「マーケット終了までに情報が欲しい。あと10分、4時で僕は破滅だよ。」

I'm a dinosaur……。
Wall Streetではこんなふうに、ダイナソーは登場する。

舞台は1985年のウォール街。
田舎育ちで奨学ローンで大学を卒業したバド・フォックス(チャーリー・シーン)は、証券会社J・スタイナム社に勤める野心家の若き証券マンである。
バドは学生時代から憧れていた大物の投資家ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)を顧客にしようと接近するのだが、彼が求めるのは企業のサイダー情報だった。
目的のためには法を犯すことも企業を潰すこともためらわないゲッコーは、確かに悪人なのだが、彼の持つ強固な意志と絶大なパワーは、時として実に魅力的で、その生き方はカッコよくさえも映る。法を犯しモラルに背く見返りは多額の報酬である。
バドは、ブルースター航空の技師をしている父親カール・フォックス(マーチン・シーン)から得たブルースターの内部情報を手土産にゲッコーの気をひき、片腕として認められ、ひと時の成功への階段を駆け上ってゆく。

証券マンのバドは自分の夢を「客の側になることだ」と語った。
バドの父親は「財布の中身で人をはかるのか!!」と息子に苦言を語った。
バドは気づいた時には多くの物を失っていたのである。
しかし、彼はゲッコーの次の目的がブルースター航空を乗っ取り、解体し売却することだと知り、今までゲッコーに教え込まれた知識とノウハウで彼の計画を阻止しようと立ち向かう。
結末は、父の勤める会社は守ることはできたが、バドはインサイダー取引と詐欺の容疑で逮捕されることになる。

バドはゴードン・ゲッコーに「孫子の兵法を学べ」と言われた。

勝負は常に戦う前に決まっている。
戦いは敵を欺くこと 強い敵はうまくかわし 敵の怒りをあおり五分五分なら戦い 分が悪ければひとまずひく

I'm a dinosaur……
映画では、バドの会社の友人マーブの台詞だが、ゲッコーのならばとても渋かったりするのかもしれない。