Vol.144

北北西に進路を取れ

1959年 / 米
原題:North by Northwest
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アーネスト・ レーマン
キャスト:ケーリー・グラント / エヴァ・マリー・セイント /
     ジェームズ・メイソン / ジェシー・ロイス・ランディス / 他

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作。
ロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は、ジョージ・キャプランという合衆国諜報部員に間違えられ、彼の受難が始まる。
拉致され、情報の提供を要求されるのだが、ソーンヒルには何のことかサッパリわからない。飲酒運転を装って殺されかけ、国連大使殺しの犯人に仕立て上げられ、警察からも追われることになる。
ジョージ・キャプランという人物は、某国工作員タウンゼント(ジェームズ・メイスン)のところに送り込まれた諜報部員イーブ・ケンドル(エヴァ・マリー・セイント)の活動をカムフラージュするために、でっち上げた架空のスパイだった。
ソーンヒルは、自らの潔白を証明しようとするのだが、諜報活動を優先するアメリカ秘密情報部にも見放される。解決への糸口は閉ざされたように思えたのだが……。

恐竜は、ラスト近くタウンゼントの別荘で登場する。

ラシュモア山にある山荘からタウンゼントがマイクロフィルムを持ち出し、滑走路の飛行機に乗り込もうとする直前、山荘ではソーンヒルが女中にピストルの銃口を向けられている。この時、女性の背後に竜脚類の置物が映る。画面右上だ。
この後、ワシントン、リンカーン、ジェファーソン、ルーズベルトの顔が彫ってあるラシュモア山の岩肌での死闘へと突入してゆく……。
フェバリットのサイトで「恐竜秘宝館」を執筆中の田村博さんに確認をお願いした。「竜脚類以外には見えませんね。」のコメントが返ってきた。トウモロコシ畑で複葉機に追いかけられるシーンやラシュモア山でのシーン、映画に散りばめられたヒッチコック監督の仕掛けや「North by Northwest」のタイトルの謎など、語るに話題の欠くことのない映画だが、恐竜が登場するヒッチコック映画としても記憶されることになるに違いない?