Vol.150

ブラザーフッド

1986年 / 米
原題:Brotherhood of JUSTICE
監督:チャールズ・ブレイヴァーマン
キャスト:キーファー・サザーランド / キアヌ・リーヴス / ロリ・ローリン /
     ジョー・スパーノ / ダニー・ヌッチ / 他

原題は「Brotherhood of JUSTICE」。ブラザーフッドとは、サンタルチア学園を舞台に正義を行う自警団。
「この学園のスタイルを築き手本となれ。自分が誇りを持てるように行動し、逃げるのも戦うのも君たち次第だ!」
校内での犯罪行為が多発する状況に憂慮する校長のスピーチに呼応し、デレク(キアヌ・リーヴス)を中心にアメリカンフットボールの仲間達で構成する秘密組織である。
麻薬を売りさばく者、自動車のパーツを盗む者など、正義の制裁を加える相手のリストを作り実行していく。最初はパーティーに乱入するなど子どもじみた行為だったが、回を重ねるごとに、卑劣なものになっていく。
デレクは制裁のあり方に疑問を感じ、メンバーを止めようとするのだが……。

恐竜はデレクの家の洗面所で登場する。

デレクには弟ウィリー(ダニー・ヌッチ)がいる。ウィリーが髪型を整えている鏡の前にティラノサウルスのフィギュアが置いてある。洗面所での恐竜登場は初めてだが、その存在理由を見いだせないほど唐突で不自然なディスプレーなのが面白い。
また、デレクは恋人クリスティー(ロリ・ローリン)とデルモニコという店でピザを食べるシーンがある。壁に大きなイグアノドンがディスプレーされているので注目したい。更に、ウィリーが麻薬に手を出し、デレクが叱るシーンにも、イグアノドンのバルーンが壁の棚から垂れ下がっている。多分、これはデルモニコと同じものだ。
尚、ティラノサウルスもイグアノドンもフェバリットコレクションでいうオールディーズスタイルである。

この映画、キーファー・サザーランドがビクター役でデレクの恋敵として出演している。最終、デレクの居ないところでブラザーフッドのメンバーはビクターに「デレクからクリスティーを奪った」という理由で制裁を決定する。正義を誤解した愚か者……なのだ。
ブラザーフッドは、以前に「愚か者」という日本語タイトルだったのも頷けるというものだ。