Vol.154

ライジング・サン

1993年 / 米
原題:RISING SUN
監督:フィリップ・カウフマン
原作:マイケル・クライトン
脚本:マイケル・クライトン / フィリップ・カウフマン / マイケル・バックス
音楽:武満徹
キャスト:ショーン・コネリー / ウェズリー・スナイプス / トム・グレアム /
     ケイリー・ヒロユキ・タガワ / マコ / レイ・ワイズ / ケヴィン・アンダーソン / 他 

L.A.に日本の企業「カナモト」が建設した超高層ビルで、各界の著名人を集めて落成パーティーが行われていた。その最中、夜の会議室で白人女性の変死体が発見された。「カナモト」は、重役のヨシダ(マコ)を中心に企業買収を進めており、この日も、アメリカ企業マイクロコン社の買収を巡り会議を行っていた場所での事件だった。
マイクロコン社はアメリカの軍事開発に関わっており売却はノウハウの流出を恐れるアメリカ議会の反対で難航していた。
L.A.市警渉外係のウェッブ・スミス警部補(ウェズリー・スナイプス)と日本に滞在した経験もあり、日本人の習慣を熟知しているジョン・コナー警部(ショーン・コネリー)が捜査を開始する。
被害者は、シェリル(タチアナ・パティッツ)。性交中に首を絞められていた。彼女は、日本企業の御曹司エディ・カサムラ(ケイリー・ヒロユキ・タガワ)の愛人。エディの会社は日本企業「ダイマツ」系列で、「カナモト」とはライバル関係にあった。
ジャパンバッシングの最中の企業買収、政治、カネ……思惑。ビルの監視カメラが犯罪の一部始終を記録しているはずだったのだが、データは何者かによって改ざんされていた……。

恐竜は、スミス警部補の家で登場する。
ラスト近く全貌がようやく見えてきた頃だ。事件はヤクザの抗争さながら、「ナカモト」の部下達がエディをかくまうスミス警部補の住まいに押し入ろうとしている時だ。スミスの娘ゼルダが部屋から顔を出すシーンがある。ステゴザウルスのムービングと、チェストの上に竜脚類のフィギュアがディスプレーされている。

事件真相は、エディが入手した監視カメラのオリジナルディスクの映像で判明する。だが果たして……、改ざんされていないという証拠は無い……。要するに、現在の入手できる最新のデータを元に判断するしかなく、その辺りは「恐竜の謎」解明の現場と同じかもしれない。