Vol.169

ファイアー・ドッグ 消防犬デューイの大冒険

2006年 / 米
原題:Firehouse Dog
監督:トッド・ホランド
脚本:マイケル・コリアリー / マイク・ワーブ / クレア=ディー・リム
キャスト:ジョシュ・ハッチャーソン / ブルース・グリーンウッド / ダッシュ・ミホク /
     スティーブン・カルプ / ビル・ナン / 他

アイリッシュ・テリアのレックスは、ハリウッドの超人気の映画スターだ。セレブな暮らしを約束され、順風満帆。悩みといえばダルメシアンの彼女との失恋くらいのものだった。
ある日、CMの撮影中に飛行機から落下、レックスは予想もしなかった人生を歩むことになる。トマトを満載したトラックの荷台に落ち、奇跡的に助かったものの、薄汚れた姿で見知らぬ町を彷徨うことになる。ズバ抜けた運動能力と頭の良さで危機を乗り越えていくのだが、ビルの火災に巻き込まれ絶体絶命の危機が迫る。ビルの屋上まで逃げたはいいが、炎が間近に迫ったところを、消防署の隊長コナー(ブルース・グリーンウッド)に救出される。レックスはCMの役柄「デューイ」と刻まれたメダルを首輪にぶら下げていた。隊長コナーは息子のシェーンにデューイの世話をするように命じ、一緒に暮らし始めるのだが……。

恐竜は、コナーの息子シェーン(ジョシュ・ハッチャーソン)の部屋で登場する。

実は、コナーとショーンの親子関係はあまりうまくいっていなかった。前隊長の殉死を乗り越えることができず悩んでいたのだ。前隊長はコナーの実兄、シェーンの叔父である。コナーは兄を助けられなかったこと、シェーンは殉死したのが父でなく叔父でよかったと、一度でも考えてしまった自分を責めていたのだ。
そして不審火が続く消防署管内で、コナーは兄の殉死した火事は放火ではないかと疑っていた。シェーンもコナーと同じく犯人を突き止めたいと思い、消防署のコナー部屋から資料を持ち帰り、自室のベットの上でコンピュータを使って分析しようとしていた。
この時、ベットの横に置いてあるテレビの前にティラノサウルスのフィギュアが映るのである。

デューイは、この親子と暮らしながら消防犬として活躍し始め、少しずつ絆を深めていくのだが、火災現場で活躍するたびにメディアにとりあげられ、遂に、元飼い主が、レックスだと気づいてしまう。消防署閉鎖の危機、放火の裏に隠された陰謀、シェーンとデューイの絆は……。
「本当のヒーローは、映画なんかじゃ我慢できないのさ」の台詞が印象に残る。