Vol.19

エリン・ブロコビッチ

2000年 / 米
原題:ERIN BROCKOVICH
監督:スティーブン・ソダーバーグ
キャスト:ジュリア・ロバーツ / アルバート・フィニー /
     スコッティ・レブンワース / アーロン・エッカート /
     マーグ・ヘルゲンバーガー / ジェミーン・デ・ラ・ペニャ

カリフォルニア州モハベ砂漠の小さな町で暮らすエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は、窮地に立たされていた。
8歳のマシュ-(スコッティ・レブンワース)、6歳のケイティ(ジェミーン・デ・ラ・ペニャ)、8ヶ月のベスの三人の子供を抱え仕事がない。
貯金16ドル、バツ2……ノンキャリア。
そして、交通事故。腰骨を移植するなど手術を受け、1万7,000ドルの借金。
和解金だけが頼みの綱だったが、訴訟の際「保険金目当てだろう」と言われ激怒。彼女の暴言によって勝てるはずの訴訟に負け、未来の見通しもなくなった。
エリンは、担当した弁護士エド・マスリー(アルバート・フィニー)に法律事務所で働かせてくれるよう頼み込み、ありついた仕事はファイルの整理……だった。
ある日、彼女は不動産案件の書類に医療記録が添付されているのを不思議に思い、エドを説得して調査を始める。
正義感が強く不屈の精神と情熱を持つ彼女は、ロサンゼルス郊外にあるヒンクリーの住民に致命的な病気を引き起こしている原因が、大手電力・ガス会社PG&Eの六価クロムによる水質汚染であることを突き止める。
そして、隠蔽工作が行われていた証拠を手に入れる。
エリンの子供達の世話をし彼女を「君は特別な人だと」励まし支えるのは、ハーレー・ダビッドソンに乗り、定職を持たないジョージ(アーロン・エッカート)。彼の友情によってこそ、彼女は調査に専念することができ634人の原告全員の署名を集め、資産280億ドルの大企業相手の訴訟をまとめあげることができたのである。
全米史上最高額の和解金3億3千3百万ドルを勝ち取った女性、エリン・ブロコビッチの実話に基づいた映画だ。

恐竜は、弁護士エド・マスリーのデスクの左にスケルトンらしきモデル、エリンがヒンクリーの水質汚染のデータを調べる水道局のTVの上に映っているが、何といっても、エリンの息子マシューの眠る枕と布団カバーだ。
恐竜全盛時代のプリントなのだ。
ステゴサウルスとアロサウルスが目立つ。竜脚類、ピントはズレているのだが、プロトケラトプスやトリケラトプスなど……。
白亜紀後期も描かれているとするならば、ティラノサウルスとトリケラトプスの接近戦も何処かにプリントされているにちがいない。
恐竜に守られて眠るマシューが何とも羨ましい……。
不正も汚染も無い世界を願う利口で働き者のエリン・ブロコビッチが選んだのだから。