Vol.22

シックス・センス

1999年 / 米
原題:THE SIXTH SENSE
監督:M・ナイト・シャマラン
キャスト:ブルース・ウィリス / ハーレイ・ジョエル・オスメント /
     トニ・コレット / オリビア・ウィリアムス / ドニー・ウォルバーグ /
     ピーター・タムバキス / M・ナイト・シャマラン

原題は「THE SIXTH SENSE」。
この映画の秘密やラストは、映画を観ていない人に話してはいけないことになっている。映画の冒頭でブルース・ウィリスにお願いされるから、仕方がない。だから、恐竜の映るところだけをこれから話すことにする。

小児精神科医マルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)。THE SIXTH SENSEの特殊な能力を持つ8歳の少年がコール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)である。
「自分のことを話すのは難しい。あるところにマルコムという人がいた。彼は少年のケアをしていた。仕事を愛しそれに打ち込んでいた。ある夜、自分が失敗したことを知った。ある子供を救えなかったのだ。彼は、そのことばかり考えて忘れなかった。そんなある日、一人の少年に出会った。実に素晴らしい子だった。いつかの子を思い出した。そこでマルコムは決心した。今度こそこの子を助けてやろう。そうすれば前の子も助けられる……」
マルコムはコールにこんなふうに話す。

恐竜はマルコムがコールに自由連想文の説明をしている時だ。
コールの母・リン・シアー(トニー・コレット)が、彼の部屋で、脱ぎ散らかした服を洗濯しようと集めている。
「まず鉛筆で、白い紙に何でもいいから書く。思っていることを何も考えずに書いてゆく。ずっと書き続けてゆくと自分でも意識しなかったようなことが書かれている。それは、何処かで聞いたこととか、心の底にあったこととかだ」マルコムの声をバックに、カメラが部屋の細部を映し出す。
ベットの横のサイドテーブル。フォトスタンドの前にステゴサウルス。後ろにティラノサウルス。ティラノサウルスの頭部はスタンドに隠れている……。
リンは机の上で、コールが、赤のボールペンで書きなぐった自由連想文を見つける。画面左上にティラノサウルスのフィギュアが一瞬だが映る。
「二人で何かを目指してやらないとね。目的は何だ」
「僕の気持ちを?」
「今の生活をどう変えてゆくかだ」
コールは自分のTHE SIXTH SENSEに怯えながら暮らしていたのだが、マルコムによって、THE SIXTH SENSEの存在理由を知ることになる。
そして、自分の役割に目覚め、解放されてゆく……。
コールは、SIXTH SENSEの能力で引き起こされる恐ろしい体験から、自分を守ってくれそうなモノをたくさん持っているのだが、恐竜もそのひとつだったのかもしれない。

マルコムとコールの最後の会話が印象的だった。
「もう会えないの。また、会えるふりをして。お願いだ」
「もう行くよ。明日、会おう」

そして、マルコムは妻のアンナ(オリヴィア・ウィリアムズ)にも……。

約束したので、ラストやTHE SIXTH SENSEの秘密については話せない。
恐竜はフェバリットのオールディーズのシリーズのように、古い復元姿勢のものだ。オールディーズのステゴサウルスの開発が進んでいるかどうか?
ああ、これもまた秘密で約束したから話せない。