Vol.29

ベートーベン 3

2000年 / 米
原題:Beethoven’s 3rd
監督:デビッド・M.エバンス
キャスト:ジャッジ・ラインホールド / ジュリア・スウィーニー /
     ジョー・ピチラー / ミシェーラ・ギャラ

夏休み……家族と共に「最高の経験」を再現したいと思いたったリチャード・ニュートン(ジャッジ・ラインホルド)は、最新の大型キャンピングカーをレンタル。妻のベス(ジュリア・スウィーニー)、長男ブレノン(ジョー・ピチラー)、長女サラ(ミシェーラ・ギャラ)と「親族(ニュートンファミリー)の集い」に参加するため、コロラドからカリフォルニアへの旅に出る。
リチャードの「最高の経験」とは、昔、同じように父親と旅をしたことだ。かつてドライブインシアターで観た西部劇「ザ・シェーキエスト・ガン・ウエスト」のDVDを手に入れ、彼の計画は完璧。予定外のことといえば、セントバーナードのベートーベンをカリフォルニアまで連れて来て欲しいと、兄ジョージから頼まれたことくらいだった。
ところが、二人組のドジな産業スパイ、トミー(マイケル・チッコーニ)とビル(ジャミール・マーシュ)に「ザ・シェーキエスト・ガン・ウエスト」のDVDを狙われるはめになる。彼らは盗んだオペレーションシステムを、絶対に誰も買うはずのない「ザ・シェーキエスト・ガン・ウエスト」のDVDとすり替え、ビデオ屋を通して手に入れようとしていたのだ。
DVDを取り戻そうとする彼らの影を察知したベートーベンの行動で、家族の想い出づくりの旅は滅茶苦茶になってゆく……。

恐竜は、ベートーベンとトミーが格闘するシーンで登場する。
再三DVDを盗もうとしてベートーベンに阻まれてきたトミーとビルだったが、遂にキャンピングカーごとDVDを盗むことに成功。ただ、そこにはサラとベートーベンが眠っていた。
果敢に(?)トミーは巨大なベートーベンに立ち向う。
「こっちは恐竜だぞ……」とダイナソー柄のシーツを手に戦うのだ。
獣脚類、竜脚類、剣竜類 ……カラフルな恐竜プリントのシーツを被せられ、さすがのベートーベンも一瞬、動きが止まるのである。
ちなみに、キャンピングカーの車内とホテルの部屋でテレビが二度映るのだが、 二度とも恐竜のアニメーションが放送されている。

「あなたは英雄よ……」
サラとベスがベートーベンに言うシーンがある。
「ベートーベン3」は交響曲第3番変ホ長調 "英雄"ではない。
ハッピーエンドのコメディーなのである。