Vol.45

ストーカー

2002年 / 米
原題:One Hour Photo
監督:マーク・ロマネク
キャスト:ロビン・ウィリアムズ / コニー・ニールセン /
     ミシェル・ヴァルタン / ディラン・スミス /
     ゲイリー・コール / エリン・ダニエルズ

ロビン・ウィリアムズ主演のサイコ ホラー「ストーカー」の原題は「One Hour Photo」。つまり写真のDTPショップの一時間仕上げ。
主人公サイ・パリッシュは巨大ショッピングセンターの一画、スピード現像のオペレーターである。几帳面であり真面目、高度の機械化が進んだDTPにおいても、コントラスト、色調補正など細部にまでこだわるプライドをもった職人だった。
独り暮らしで孤独な彼の慰めは、11年来のお馴染み客であるヨーキン家の幸せな家族写真だった。美しい妻ニーナ(コニー・ニールセン)、夫ウィル(ミシェル・ヴァルタン)、一人息子ジェイク(ディラン・スミス)。サイは、写真を通して家族のプライベートを覗き見していたのだ。自宅の壁一面に貼った彼らのスナップを見ながら、彼は家族の一員になった空想にふけっている…。
孤独なサイにとって、ヨーキン家は理想の家族だったのである。写真は幸福な瞬間しか写らない…。
ところが、ある日、マヤ・バーソン(エリン・ダニエルズ)に依頼された写真の中に、ウィルの情事が映っていた。
パーフェクトだと想い描いた家族の理想が崩れ、心のバランスを失ったサイは豹変してゆく……。

恐竜は、ジェイクの部屋にいる。首を高くもたげたブラキオサウルスとプロトケラトプスだろう。本棚とベットルームのサイドテーブルで確認することができる。
思うに…、映画では悩みのない幸せな時を象徴するように、恐竜のフィギュアは登場しているようだ。
自室のディスプレーだけでなく、プレゼントとして一考の価値はあるかもしれない。