Vol.70

ドメスティック フィアー

2001年 / 米
原題:Domestic Disturbance
監督:ハロルド・ベッカー
脚本:ルイス・コリック
キャスト:ジョン・トラボルタ / ヴィンス・ヴォーン /
     テリー・ポロ / マシュー・オリアリー / スティーブ・ブシェーミ

静かな港町……アメリカ東海岸メリーランド州サウスポート。実直で商売下手な船大工フランク(ジョン・トラボルタ)は、離婚した妻スーザン(テリー・ポロ)と暮らす息子ダニー(マシュー・オリアリー)を精神的に支える立派な父親だった。スーザンはリック・バーンズ(ヴィンス・ヴォーン)との再婚が決まっていた。ダニーはリックを継父として受け入れることができず、フランクとスーザンの仲が戻ることを願っていた。嘘をついたり、度々問題を起こすことで、自分の気持ちを知らせようとしたのだ。
リックは「町の顔」と呼ばれる実業家だった。スーザンとの結婚式に昔の友人レイ・コールマン(スティーブ・ブシェーミ)が現れ、知られたくない過去が露見しそうになる。
ある日、母の妊娠の事実を知りショックを受けたダニーは、レイに会いにゆくリックの車に隠れて家を出、フランクの所へ行こうとするのだが、そこで見たものは殺人現場だった。ダニーはフランクに連れられていった警察で、レイの殺人を訴える。しかし、誰もダニーの話を真剣に聞く者はいなかった。フランクだけは彼の言葉を信じ、レイやリックの身辺を調べ始めるのだが……。

恐竜は、フランクがレイの泊まっていたモーテルを探すシーンで、一瞬映ったプールに、恐竜の姿をしたボートが三つ浮かんでいた。
そして、とても判りにくいのだがダニーの部屋で二度登場する。親権裁判の当日、殺人現場を見られたリックに、ダニーは「父親を殺されてもいいのか!」と脅かされる。その台詞の前後、ドアの左側にある本棚の上には、ヨットの模型、CDプレーヤー、時計が置いてあり、時計の前に、竜脚類のフィギュアがある。部屋の壁紙はヨット。船に関する置物が多く、明るく映し出されることはない。その中の一体の恐竜。失われた時間を表しているのだろう(考え過ぎなのだろうけれど……)。