Vol.71

キルビル VOL.1

2003年 / 米
原題:KILL BILL
製作・監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
キャスト:ユマ・サーマン / ルーシー・リュー / ダリル・ハンナ /
     デヴィッド・キャラダイン / ヴィヴィカ・A・フォックス /
     サニー千葉 / ジュリー・ドレフュス / 栗山千明

テキサス州エルパソ。小さな教会の結婚式。新郎新婦、牧師、参列者、オルガン弾きまで殺される事件があった。花嫁は奇跡的に命をつないでいた。彼女の名は、ザ・ブライド(ユマ・サーマン)。4年間、昏睡状態が続き、彼女は長い眠りから目覚める……。
ブラック・マンバ。それが彼女がかつて所属していた「毒ヘビ暗殺団」での暗号名だった。彼女を裏切り夫や妊娠中の子供を殺された復讐が始まる。
「キルビル VOL.1」では物語の背景全てが語られていないので、謎めいている。
暗殺団のボスは、ビル(デヴィッド・キャラダイン)。彼は、ザ・ブライドに「こんなになった今でもお前を愛している」と告げ、「ビル、お腹にあなたの……」と彼女が言おうとした時、ビルは冷徹に自ら引き金を引くのだ。
そして、ラストでビルは「彼女は子供が生きていることを知っているのだろうか」とも言う。「キルビル VOL.2」で明らかになることを、期待したい。

恐竜は、彼女の復讐リスト2人目、ジーニー・ベル(ヴィヴィカ・A・フォックス)の家で登場する。ジーニーは今でこそ、ローレンス・ベル博士の妻であり4歳の娘と幸せに暮らしているが、4年前の彼女の名はヴァニータ・グリーン、暗号名はコッパーヘッドだった。
ザ・ブライドとのナイフでの格闘シーンは迫力があり目を奪われるが、キッチンの丸テーブルに注目したい。ちょうど、フェバリットのオールディーズ モデルのティラノサウルスのように尾を地に着け立ち上がっているフィギュアがあるのだ。
幾度もティラノサウルスは映るのだが、見逃せないのは、ザ・ブライドがナイフを投げる一瞬、ナイフフォルダーの向こう側に、ピントの合っていないそれが画面に映っている。かなり、ドキッとするのである。

しかし……、ジーニー・ベルの子供は女の子であり、キッチンのテーブルに恐竜のフィギュアとは?
ローレンス・ベル博士が古生物学者なのだろうか。
「キルビル VOL.2」を観るしかない。