Vol.75

シャドー

1994年 / 米
原題:The Shadow
監督:ラッセル・マルケイ
脚本:デイヴィッド・コープ
キャスト:アレック・ボールドウィン / ジョン・ローン /
     ペネロープ・アン・ミラー / ピーター・ボイル /
     イアン・マッケラン

悪がはびこるニューヨーク。非道を尽くすギャングを高らかな笑い声と共に成敗する神出鬼没の怪人シャドーは、1928年パルプ雑誌「フェーム&フォーチュン」誌に登場した伝説的なアメリカンヒーローである。
「パルプ雑誌」は安っぽい紙を使った読物雑誌の総称で、熱狂的ファンに支持されラジオ番組、演劇、コミックにリメイク。1994年、遂に映画化された経緯を持つ。

ニューヨークに忽然と現れたシャドーは、テレパシーで人の心を操り、姿を消す特殊能力を使い、悪に立ち向かう。
唯一の弱点は影だけは見えること……。
この特殊能力は、7年前チベットでインコーと名乗り、極悪非道の限りを尽していたラモント・クランストン(アレック・ボールドウィン)に聖者タルクが授けたものだった。聖者タルクはインコーを捕らえ、犯した罪の償いに悪と闘うよう命じたのだ。
物語は、ニューヨークに現れた世界征服の野望を持つジンギス・カンの末裔シワン・カン(ジョン・ローン)とシャドーとの対決を描いている。

恐竜は、ニューヨーク自然史博物館のエントランスホールで登場する。
ラモントが社交界で同じテレパスの美女マーゴ・レーン(ペネロープ・アン・ミラー)と出逢った夜のことだ。博物館に届いた得体の知れない棺にはシワン・カンが眠っていた……。
博物館の全景からバックヤードまでカメラが移動していく間に、何かの異変を告げるように不気味な影を落とす恐竜の骨格が映るのである。
シワンはシャドーの正体を知っており、仲間に加わるように誘うのだが、シャドーが話に乗って来ないと察知するや、マーゴを操りクランストン殺害を企むのである。

ちなみに、フェバリットコレクションのサイトで「恐竜秘宝館」を執筆されている田村博さんによると、博物館の骨格はチンタオサウルスっぽいということである。