Vol.76

グリンチ

1994年 / 米
原題:The Grinch (How the Grinch Stole Christmas)
監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー
原作:Dr.スース
脚本:ジェフリー・プライス / ピーター・S・シーマン
キャスト:ジム・キャリー / テイラー・マムセン /
     ジェフリー・タンバー / クリスティン・バランスキー /
     モリー・シャノン / ビル・アーウィン

How the Grinch Stole Christmas  グリンチ(ジム・キャリー)はフーヴィルの町を見下ろす高く険しいクランベット山の洞窟で犬のマックスと自ら望んで孤独な暮らしをしている。彼は、緑色の毛に覆われ、ハートは普通の人々の半分の大きさしかなかった。怒りっぽく、意地悪であり、ひねくれ者。何故かフーヴィルのクリスマスを心から憎み、最悪のアイデアを思いつく。
「クリスマスを盗んでしまえ!」と、計画を実行するためにフーヴィルの町に降りてくる。
フーヴィルは世界で最もクリスマスを愛する人たちが住んでいる町。善良なフーヴィルの人々は自分たちのことを「フー」と呼ぶ。一年をクリスマスのために暮らしているような人々だった。そして、今年はフーヴィルの記念すべき千年祭の年である。家々にはクリスマスの飾りつけ、通りは賑わい、広場には大きなクリスマスツリーが用意されている。
シンディ・ルー・フー(テイラー・マムセン)は、父親ルー・ルー・フー(ビル・アーウィン)と家族や友人のためにクリスマスの贈り物を選んでいた。彼女は、フーヴィルの大人たちが皆、何故これほどまでクリスマスに熱心なのか不思議に思っていた……。
毎年クリスマスになると噂になるグリンチ。何故、グリンチにはクリスマスカードが一枚も届かないのか。何故グリンチはクリスマスを憎んでいるのか……。シンディは父親の勤める郵便局の地下室でグリンチと遭遇し、「グリンチ」の真実と「クリスマス」の本当の意味について自分で考え真実を知ろうとしていた……。

恐竜は、グリンチの住むクランベット山の洞窟の入り口で登場する。ここを訪れる者たちを驚かせる仕掛けである。映画の最初の方に一度だけしか映らないのでお見逃しなく。

ところで、原作はドクター・スース(セオドア・S・ガイゼル)の「How the Grinch Stole Christmas.」(1957年作品)。ドクター・スースは1984年、ピュリッツアー賞特別賞受賞、「現代のマザーグース」と呼ばれた人物である(1991年没)。
日本のクリスマス……。
浮かれた世の中を冷静に受け止めると、グリンチと化しても不思議ではない。
ドクター・スースが「How the Grinch Stole Christmas.」に込めた思いや、フーヴィルの町のこと、グリンチのこと、シンディが知ろうとした「本当の意味のクリスマス……」。
聖夜に、大切な人と考えてみてはどうだろう……。