Vol.77

1941

1979年 / 米
原題:1941
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:バズ・フェイシャンズ
キャスト:ダン・エイクロイド / ネッド・ビーティ /
     ジョン・ベルーシ / ロレイン・ゲイリー /
     マーレイ・ハミルトン / クリストファー・リー /
     三船敏郎

1941年12月7日、日本軍は真珠湾を奇襲攻撃。その6日後12月13日の南カリフォルニアの人々を描いたコメディー。
日本軍が上陸してくるのではないかと不安を感じながら暮らす、いささか強烈な個性を持った人々が登場する。
狂ったようにカーチスP-40を操るワイルド・ビル・ケルソー(ジョン・ベルーシ)、ダンボの映画に感動の涙を流す米軍将軍(ロバート・スタック)、「日本人はみんな竹馬をはいている!」と思っているマドックス大佐(ウォーレン・オーツ)、女の子とヤリたいだけのルーミス・バークヘッド(ティム・マティソン)、飛行機に乗れば燃え上がるドナ(ナンシー・アレン)、潜水艦を高射砲で撃沈させようとする民間人ダグラス(ネッド・ビーティ)、ハリウッド大通りの大乱闘を鎮圧しようとするM3戦車のトッリー軍曹(ダン・エイクロイド)など、何処かズレているけれど彼らの行動はそれぞれ真剣そのものだった。ところが、ハリウッド大通りに面したクリスタルホールでダンスパーティーが行われた夜、日本海軍の潜水艦がサンタモニカ沖に浮上、彼らの目的は「アメリカ人の心のよりどころである映画の都ハリウッドを奇襲するというものだった。艦の司令官はミタムラ。三船敏郎が演じている。誤報、誤認、思いこみの激しい人々の行動が幾重にも重なって、ロサンゼルスは大混乱になってゆく。

恐竜はティラノサウルス、ブラキオサウルスが登場する。
ハリウッド上空を偵察機で飛行中のルーミスとドナを零式戦闘機と思いワイルド・ビルが撃墜する。偵察機はオーシャン遊園地の「有史前化石発掘地」に不時着するのだ。

結末は、遊園地をハリウッドと勘違いしたミタムラが攻撃を命令。
観覧車が海へ、M3戦車も海へ、高射砲で潜水艦を撃沈しようとしたダグラスの家は跡形もなく壊れ、ワイルド・ビルは何故か東京へ……。
とにかく、一人も死人の出ない戦争映画である。

真珠湾攻撃があった日というよりジョン・レノンの命日として思い出す人々の方が多くなった2004年。世界では悲惨な戦争と環境異変による災害が地球の何処かでおこっている。
2005年……「Love and Peace」。
よい年でありますように。