Vol.97

マインド・ゲーム

2004年 / 日本
原題:マインド・ゲーム
監督・脚本:湯浅政明
原作:ロビン西
音楽:山本精一
声の出演:今田耕司 / 藤井隆 / 山口智充 / 坂田利夫 /
     島木譲二 / 前田沙耶香 / たくませいこ / 他

何とも不思議なアニメーション。何度見ても理解できないところもあるが、それはそれ。主人公の西(今田耕司)と波長を合わせることがこのアニメを楽しむ秘訣かもしれない。
ストーリーは……、西は漫画を描きながらアルバイトをして暮らしている。借金取りのヤクザの手下のJ-リーガー、銃の乱射やカーチェイスなどいろいろあるのだが西は、初恋のみょん(前田沙耶香)と姉のヤン(たくませいこ)と共に、巨大なクジラに呑み込まれてしまう。真っ暗なクジラの胎内で彼らが出会ったのは、クジラに呑み込まれて30年のカタコトの日本語を話すじーさん(藤井隆)。彼らは安息の地を得たかのようにクジラの中で、束の間の享楽に耽る。そして……脱出。
スケベでプライドだけは高く、気が小さくて神経質な西は胎内で「なによりも力強く、まっすぐと、のびのびと、楽しく、活き活きと、すべての力でやってみるぅー!」と決め、「自分を素直に、誠実に。信じたままに行動することこそが、すべての壁を打ち破る武器や」と信念をもって生きる。

恐竜は、クジラに呑み込まれた首長竜が登場。また、西が描く漫画の構想に「恐竜らしき生物」が出てくる。地球とは別の星の進化を物語っているのだが興味深い。

……ジョン・レノンの「Mind Games」を思い出す。
So keep on playing those mind games together
Faith in the future, outta the now
(だから共にマインドゲームを続けよう。未来を信じ、今を飛び越えろ)

このアニメのテーマだったりするのかもしれない。