Vol.99

陽だまりの庭で

1995年 / 仏
原題:LE JARDIN DES PLANTES
監督 / 脚本:フィリップ・ド・ブロカ
キャスト: クロード・リッシュ / サロメ・ステヴナン /
     カトリーヌ・ジャコブ / ローズ・ティエリー /
     サミュエル・ラバルト

第二次世界大戦末期、パリはドイツ軍の占領下にあった。フェルナン・ボナール(クロード・リッシュ)教授は動植物園の生命を守り、管理しながら妻と平穏無事、静かな日常を営んでいた。
ところが……、孫娘のフィリピーヌ(サロメ・ステヴナン)の8歳の誕生日に、息子アルマン(サミュエル・ラバルト)は、戒厳令の街でナチスに連行され無実の罪で銃殺されてしまう。
フェルナンは、幼いフィリピーヌに父の死を告げることはできなかった。
父親は爆破の名人でありレジスタンスとして活躍している。現実と嘘を重ね合わせ英雄アルマン大佐の作り話を語って聞かせるのだった……。
しかし、嘘を本当にしなくてはならない。フェルナンはアルマン大佐の代わりに、列車爆破の指令を遂行しなくてはならなくなる。

恐竜は、フェルナンが父親の生存を証明するために、極秘活動を装いフィリピーヌをモンパルナスの墓地へ連れてゆく場面で登場する。
地下通路への入り口が、パリ国立自然史博物館に展示されているブラキオサウルスの足下にあるのだ。恐竜はまた、フェルナンが列車爆破に赴く時にも映し出されている。
「全ての生には意味がある。恐竜からアルキメデスも、そして私たちまで繋がっている。」フェルナン教授の言葉だ。

さて……ある日、フィリピーヌは父の死に気づくことになる。少女は独り父の弔いをすませ、嘘をつくことで息子が生きていると信じようとするフェルナンのために、彼女がアルマン大佐の嘘を話し始める……。
やがて、フェルナンとフィリピーヌはね本格的にレジスタンスに協力し、2人の活躍はレジスタンスの英雄アルマン大佐の功績として讃えられることになる。